アメリカを本拠に置くカジノ企業ウィン・リゾーツ(Wynn Resorts)は10月4日、アラブ首長国連邦(UAE)のゲーミング規制機関GCGRA(General Commercial Gaming Regulatory Authority)から、UAE初の商業ゲーミング運営ライセンスを取得したと発表した。

〔画像:Images of its latest luxury resort, Wynn Al Marjan Island, currently under construction in Ras Al Khaimah, United Arab Emirates

ウィン・リゾーツはUAEのラアス・アル=ハイマ(Ras Al Khaimah首長国の首都)の人工島ウィン・アル・マルジャン島(Wynn Al Marjan Island)の約62ヘクタールの敷地で高級リゾートの建設を進めている。このプロジェクトは、同社および、マルジャン(Marjan)、RAKホスピタリティ・ホールディングの関連会社によるジョイントベンチャー。

Wynn Al Marjan Islandの2024年5月のプレスリリースでは、Wynn Design and Developmentの社長兼最高クリエイティブ責任者のTodd Lenahan氏がこのリゾートプロジェクトについて、「私たちは、ラス・アル・ハイマが航行の重要な番人として歴史的に果たしてきた役割を念頭に置いて、高さ 300 メートルのリゾートタワーを設計しました。これが、世界中からラス・アル・ハイマを訪れる旅行者にとって新しい目印、新しい目印となることを願っています」と述べている。

この統合型リゾート「Wynn Al Marjan Island」は、マリーナに位置する22棟のヴィラを含む1,542室の客室と広大なプール、劇場、22のダイニング、ラウンジ、バー、7500平方メートルの会議およびイベントホールを備える計画。そしてゲーミングライセンス取得により、カジノ施設が加わることになる。
ラス・アル=ハイマは、中東・北アフリカ地域(MENA地域)で最も急速に成長している観光市場のひとつであり、ラス・アル=ハイマ、ドバイ、アブダビの各空港に近い場所にある。