GENDAのグループ企業であるGENDA GiGO Entertainmentは、全国でアミューズメント施設を53店舗、ミニロケ(スタッフの常駐しないゲームコーナー)を63箇所展開するハローズ(本社:東京都中央区)が発行する全株式を取得することを決議した。取引実行日は2025年3月1日予定。

GENDAは12月24日の発表の中で、「本株式取得により、ハローズが展開中の店舗と当社グループが展開中の店舗との人的資源やDXにかかる知見の共有による店舗運営の効率化に加え、当社グループが展開するプライズブランド『GiGO PRIZE(ギーゴプライズ)』の限定プライズの投入や、店舗数の増加に伴うアミューズメントマシン及びプライズの購買力向上等により、ハローズと当社グループ双方の利益の伸長が期待できる」と効果を説明している。

ハローズは、首都圏の主にインショップを中心に子どもから大人まで幅広い層向けのゲームコーナー『ハローズガーデン』や、屋内型アスレチックパーク『Jump862』などを展開している。2024年3月期の売上高は57億2800万円。

写真:株式会社ハローズの2024年10月末時点のアミューズメント施設店舗数は53店舗。ほか無人店舗58店舗、女性専用フィットネス「カーブス」10店舗(フランチャイジー)を運営。

GENDA GiGO Entertainmentは11月にも首都圏でアミューズメント施設を運営するドラマ(本社:東京都渋谷区)からアミューズメント施設7店舗を会社分割(吸収分割)により事業承継するけ役を締結し、来年2月1日に吸収分割を実行予定。

今回のハローズ取得により、GENDA傘下の国内アミューズメント施設は392店舗に、国内ミニロケは884箇所になり、一気にシェアを拡大する。このほかGENDAは12月24日に、国内で650箇所以上で外貨両替機事業を展開するアクトプロ(本社:東京都港区)の全株式を取得する契約を締結。取引実行日は2025年3月3日予定。

GENDAはこれらのM&Aの効力が発生する来期(2026年1月期)の業績見込みを再度上方修正。今期(2025年1月期)の売上高見込み1,100億円に42%上乗せした1,560億円とした。