韓国・仁川の統合型リゾート(IR)『Paradise City』を運営するParadise SegaSammy(韓国のレジャー企業パラダイス社とセガサミーホールディングスの合弁会社)の2024年第2四半期の売上高は、前年同期を20.1%上回る131,402 million ウォン(約144億円)だった。
売上総利益は同19.2%増の33,332 million ウォン(約36億円)。しかし販売費及び一般管理費が74.9%増加したことで、営業利益は同16.6%減の14,177 million ウォン(約16億円)だった。

Paradise City

第2四半期の好調な売上をけん引したのは、売上の約8割を占めるカジノ部門だ。ゲーミング収益は前年同期を24.7%上回る102,519 millionウォン(約113億円)。ゲーミング収益に大きく貢献しているのが日本人VIP客で、業績指標である「drop amount」はコロナ禍前の2019年同期を31.9%も上回った。〔注〕drop amount……ゲーミングテーブルにおいてチップに交換された現金の総額

〔図〕拠点別のゲーミング収益を見ると、Paradise Cityが好調を維持していることがわかる。

パラダイス社単体では、第2四半期の売上高は前年同期比16.8%減。主要拠点である『Paradise Casino Walker Hill』のゲーミング収益は2Q連続して増益しているものの、前年同期の23%減にとどまっている。同施設は拡張計画が進行中で、ハイローラー向けに特化した383.31平方メートルのカジノフロアを9月にオープンする予定。