フィリピン当局は1日、違法なオンラインギャンブル運営の拠点を家宅捜査し外国人150以上を逮捕した。


大統領組織犯罪対策委員会の報道官によれば、当局はセブ島中心部にで、中国人、インドネシア人、ミャンマー人が経営する「少なくとも3つの違法オンラインギャンブル拠点」を発見したという。今回の捜査はインドネシア大使館の要請によるものだという。Bloombergが報じた。

フィリピンではランドベースカジノが合法化されているが、フィリピン居住者を対象としたオンラインギャンブルは禁止されている。外国人を対象とした(オフショア)オンラインギャンブルは合法化され、政府はライセンスを発行してきた。オフショア・オンラインギャンブルの合法化は、同国に多大な税収をもたらしたが、詐欺やマネーロンダリングなど多くの犯罪の温床となったことで、近年、政府は事業者を減らしてきた。
そしてフェルディナンド・マルコスJr.大統領は7月、オフショア・オンラインギャンブルの禁止を発表した。