セガサミーホールディングスは5月10日、2024年3月期の決算を発表。同期の売上高は4,678億円で前年比20.1%増。営業利益は568億円で同21.6%増、経常利益は597億円で同20.9%増。遊技機と国内・アジアコンシューマー分野、リゾート事業が売上をけん引した。

特に売上を伸ばしたのは遊技機事業で、売上高は1,359億円で前年比44.3%増。遊技機事業売上の65.3%を占めるパチスロは、『スマスロ北斗の拳』が累計8.4万台導入されるなど貢献し、売上高887億円で前年の2.16倍となった。

『スマスロ北斗の拳』の累計導入台数は8.4万台

その一方で、欧州地域における事業環境の急速な変化による収益の悪化から、これへの対応に伴う特別損失計などにより当期純利益は減益した。

また、宮崎県のリゾートホテル「シーガイア」を所有運営するフェニックスリゾート(2012年に完全子会社化)の全株式を、Fortress Investment Groupに譲渡することを発表した。この株式譲渡益約85億円は2025年3月期に特別利益として計上される予定。