コナミグループの2024年3月期の連結業績は増収増益で、当期利益は同社の修正予想を大きく上回り前年比69.6%増と大幅な伸びを示した。
5月9日の発表によると、売上高は前年比14.6%増の3,603億円、営業利益は同73.8%増の803億円、当期利益は同69.6%増の592億円。
売上高の約7割を占めるデジタルエンタテインメント事業は前年比16.7%増の2,491億円。世界累計7.5億ダウンロードを突破した「eFootbal 2024」(コナミデジタルエンタテインメント)が引き続き好調だった。2023年9月にリリースされた「eFootball 2024」は欧州サッカーリーグなどで活発に行われた夏の移籍市場を反映した選手データで早くプレーすることができるほか、操作性が向上した。デジタルエンタテインメント事業2025年3月期通期にも3.6%の増加を予想している。
アミューズメント事業の売上高は全体の7.3%に過ぎないが、売上高は前年比35.3%と大きく増加した。スマートパチスロ『マジカルハロウィン8』が長期間高稼働を維持し、第4四半期においてもリピート出荷し業績に貢献した。2025年3月期通期にも36.2%増と引き続き拡大を予想している。