警察庁の発表によると2024年12月末時点のパチンコホール店舗数は6706軒でパチンコとパチスロの総設置台数は332万5752台だった。店舗数は2023年12月末比で377軒(5.3%)減少、総設置台数は9万9355台(2.9%)減少。昨年12月末時点の「1店舗当たりの備付台数」は496台で、前年より12.4台増加。小規模店舗の閉店による平均店舗の大型化が進んでいることがわかる。
店舗数は1年間に377軒(5.3%)減ったが、2022年12月から2023年12月末までの1年間の店舗減少が582軒(7.6%)、その前年の店舗減少が793軒(9.4%)だったので、店舗数の減少スピードは鈍化した。
店舗減少が顕著なのは、設置台数300台以下の小規模店。2024年12月末時点で1675軒あり全体の4分の1を占めているが、店舗数は2023年12月末からの1年間で12.1%も減少した。M&Aで買い手が付きにくい規模であることが要因だろう。
「301~500台」規模の店舗数は前年比で5.6%減、「501~1000台」規模の店舗数はほぼ同水準の0.3%減、「1001台以上」規模の店舗数は同6.4%増加した。